『宮本フォト・コレクションの概要説明』
宮本フォト・コレクションは世界60ヵ国の民俗学的事物を取材撮影した約20万カットのカラー・フィルム映像（アナログ・カメラとアナログ・フィルム）
この保存映像から選別した約12万点がデジタル化（CD-ROM）されている。
これに加え、取材撮影者の手書きの撮影記録。並びに撮影者が車輛走行で作成した走行取材略図記録。現地で収集した地図等の諸資料の集大成品です。
20万点の全映像（カラー・ネガ）はアナログ・カメラにアナログフィルムを装填して撮影された原版（ネガ。セルロイドに感光剤を塗布、現像減色法で発色されたカラーフィルム・ネガ）です。ご承知のように、このフィルムネガは現在のデジタルカメラの影像とは異なり、褪色してもCD-ROM化（デジタル化）することで色彩復現が可能です。
つまり、宮本コレクションの全影像はカラー化の復元が可能です。
このコレクションの保有するフィルムネガの取材撮影対象は、世界60ヵ国の主要都市の歴史建造物や文化財、都市や田園山岳の庶民生活、が撮影されています。
例）アマゾンの密林内部の原住民部落、ゴムの樹からの樹液採集、砂金すくい、サハラ砂漠のらくだ商隊（トアグレ族）、ドゴン族（仮面結社の集落）、ラップランドのトナカイ族といった民俗学的影像資料を目的に取材撮影されたため対象は多岐多様な内容で、民俗学に限らず様々な目的に利用できるとともに、取材撮影記録から全映像の撮影日時から撮影時間まで推定できます。その訳は、撮影者自身の手書き記録が存在するからです。
このコレクションの『最大の特色』は取材撮影のために写真機6-7台の撮影機、交換レンズ、ロールフィルム等の機材感剤が高原から密林、砂漠までの全撮影に携帯されている事、取材者自身の手書き記録が存在し、大半の映像の正確な撮影年月日に加え、撮影時間まで推測できる取材撮影記録が存在することです。
加えて取材者宮本の撮影対象の手書きスケッチやイラストを伴った民俗学的メモ（記録・大学ノート約100冊）も保存されています。
このコレクションは1990年代末に国立民族学博物館を経営する国立民族学大学院大学によって『宮本フォトコレクション』として収蔵展示される予定でした。
収蔵を中止したのは宮本本人で、民族学（博）の意図が宮本の理解していた収蔵方法と異なると感じだした宮本が申し出てプロジェクトの中止、解約となったものです。
解約までの経緯の（文書記録等）は全部残されていますので、収蔵を検討する段階に至った方（法人・国家機関 etc,）にはお見せ致します。
この時の民族学博物館の収蔵目的を一口で言えば民博の担当当事者（影像教授、専門官 etc,）の収蔵目的が「箱物」としてであり、世間知らずの宮本は「宮本コレクション」を仮称ではなく、文字通りの宮本の調査記録と影像の一体化されたコレクション（収蔵）になるものと考えていた為に解約となったのでした。
国立民族学（博）はこの解約時にプロジェクト発足当初から中止になるまでの約2年刊に前金として国庫から宮本に支払われていた金額を写真購入費として清算する形をとっています。従って現の国立人類学博物館は宮本雅弘の撮影の世界60ヵ国の工芸職人の映像を2500点収蔵しています。（この収蔵は当方の依頼弁護士を経て博物館展示品、所蔵品の所有者である国立人類学博物館大学院大学に「宮本雅弘フォトコレクションの存在したことと、宮本撮影の2500点のカラー写真を購入し保存しているとの確認をとっています」（プロジェクト開始時の受取金を映像の2500点を国費での買い上げ民博収蔵の形で清算したもの。）
注（宮本フォトの影像記録は、1980年代に販売されたインスタントカメラに添付された記録装置によるものではなく、宮本の手書き記録です）
デジタルカメラが現れる以前のアナログ写真約20万点の撮影年月日の手書き記録が存在するコレクションは世界の何処にも存在しないと断言できる貴重なものです。
デジタルカメラやパソコン機器が存在しない時代は撮影目的の対象物以外のメモや記録は通常は取ることがないからです。
この記録付きフィルム映像の社会的価値の説明はあえて致しませんが、アマゾンのジャングルからアフリカの砂漠までを、重い機材とロールフィルムを背負い、単身取材撮影を行ったのが宮本雅弘なる人物で、このコレクションの版権所有者です。
ユーラシア大陸の取材撮影はパリを拠点に自己の車輛での走行取材でしたが、その走行距離と撮影箇所、内容、撮影記録は一人の取材者の行ったものとは信じられないものです。
現在収蔵されている約20万点のオリジナル・カラーフィルムネガの中から選別して、約12万点がCD-ROM(デジタル化）されてコレクションに加えられています。
宮本は現在、この『宮本フォトコレクション』（全影像及び全文字記録書資料）を第三者集団に譲渡したいと考えています。
譲渡希望価格 ￥1,000,000,000（日本円で10億円）です。
宮本雅弘（MIYAMOTO MASAHIRO）の携帯電話 090-5216-7046